院長ブログ

『オーソモレキュラー医学入門』

2019.10.15

本が届いた。
思った以上に分厚くて、写真のように、なんと、立つ∑(゚Д゚)
見た目のボリュームだけでなく、内容的にも盛り沢山だ。
通読すれば、読者はオーソモレキュラー栄養療法の何たるかについて、概要をつかむことができるはずで、本書はまさに、『オーソモレキュラー栄養療法の教科書』と言っても過言ではない。

本書は、研究者として、同時に臨床医として、半世紀以上の経験のあるホッファーが、最晩年に自身の仕事の集大成として著したものである。
半世紀分の経験と考察、そして魂が、この本に込められている。決して片手間に書いた、そこらのペラペラな本ではない。
だから当然、本書を通読しようとする読者には、それ相応の時間とエネルギー、忍耐が求められるだろう。
しかし何も、律儀に最初の1ページ目から順番に読んでいく必要はない。読者は自分の関心のある箇所だけを拾い読みすればいい。
著者のホッファーとソールの希望は、読者をオーソモレキュラー実践医にすることではない。「オーソモレキュラー栄養療法を日常生活に気軽に取り込んで、日々の健康管理に役立てて欲しい」それが彼らの願いだ。

本書の知識が一般の人に広まれば、大げさではなく、世界が変わると思う。
たとえば、風邪をひいたら、うつ病になったら、癌になったら、どうするか。病院で風邪薬や抗うつ薬をもらったり、抗癌剤の投与を受ける、というのが常識だろう。
しかし本書を読めば、その常識が大きく揺さぶられることになる。
なぜ既存の医学会や製薬会社が目の色を変えてオーソモレキュラー栄養療法を叩くのか、読者はそのあたりの事情についても理解を深めるだろう。

さて、僕のミッションは本書の翻訳まで、である。
そこから先のこと(たとえばこの本を広告媒体などで宣伝したり、各所に営業をかけたり)は、僕ではなく出版社の仕事だ。
本の値段を決めるのも出版社で、僕としては「本はできるだけ安くして欲しい。翻訳者としての印税とか、そんなのどうでもいい。できるだけ安くして、少しでも多くの人が読めるようにして欲しい」と出版社にお願いしていたんだけど、4800円という価格設定はその希望が入れられたのかどうなのか( ゚д゚)

僕の手元に100部届いている。
この100部に関しては、僕がみなさんにお届けするべきだと感じている。
100部くらいなら、クリニックに来院した患者で、この本が欲しいという人に窓口で販売していれば、そのうち完売しそうな気もする。
しかし遠方で来院が困難という人にも、お届けしたい。
そこで、スタッフから、本書の購入希望をメールで受け付けて販売してはどうか、とのアイデアをもらった。
・メールによる受け付け販売
メールアドレス(nakamuraclinic.3388@gmail.com)に、氏名、住所、連絡先(電話番号)の記入を頂き、その返信で振込先口座をお伝えします。
代金は5320円(書籍代4800円+レターパック代520円)です。
口座への入金確認後、郵送します(納品書と領収書を同封します)。

※現在はメールにての受付販売は行っていません。各所書店、Amazon、クリニックにて販売しております。

僕もスタッフもこういうことには不慣れですが、手落ちのないよう、頑張って対応します。購入希望の方はメールをください。
近くにお住まいの人は、もちろん、クリニックに直接来られても販売します。