人生で初めて、酵素風呂を経験した。
周囲には野山と畑しかない神戸の田舎に、プレハブを改築したような小屋があって、中に入ると酵素風呂独特のにおいが立ち込めている。

今日姉とごうちゃんにいきなり連れられて行ったんだけど、それまで僕は酵素風呂という言葉さえ知らなかった。というか、みなさんはご存知ですか?
ウィキペディアを調べても載っていない。誰が言い出したのかよくわからないし、はっきりした定義のある言葉ではないようだ。一応自分なりに説明するなら、「米ぬかやおがくずなどが発酵するときの熱で体を温める健康法」といったところだろうか。

今回僕が行ったのは、米ぬかの酵素風呂。
管理人氏によると、「うちのは、米ぬかに土、海草、カニ殼などを混ぜています。発酵の熱でだいたい50何度になります」とのこと。
普通の風呂が42度くらいであることを考えると、50何度というのはけっこう高温である。
5分ほどで汗が出始めて、15分ほどでそろそろギブアップ、となりそうだが、ぐっと我慢。結局1時間ほど入っていた。

管理人氏
「2005年にこの酵素風呂を開業しました。きっかけは、僕自身が酵素風呂の素晴らしさを実感したこと。
いつの頃だったか、花粉症になりました。ヘビースモーカーの僕が、その花粉症のせいで、タバコをやめざるを得なくなるくらいの、ひどい花粉症でした。
ある意味花粉症のおかげで禁煙できたのですが、タバコをやめても花粉症は治りません。抗アレルギー薬なんかを飲みながら症状をまぎらせていたのですが、たまたま酵素風呂に行く機会がありました。
効果てきめんで、明らかに花粉症が楽になりました。何度か通ううちに、すっかり改善しました。
ただ、”揺り戻し”があるので、注意してくださいね。これは今日、みなさんも経験されるかもしれません。要するに、好転反応です。
僕の場合は、腕のこのあたりに湿疹がたくさん出て、すごくかゆくなりました。花粉症による息のしにくさは楽になって、代わりに皮膚のかゆさが出てきたわけです。でもその症状も何度か酵素風呂に入るうちにすっかり消えました。
これはアレルギーのある人にはよくある回復経過みたいです。
リウマチで関節が痛くてたまらない人が、酵素風呂に入るようになると、アトピーのように皮膚がかゆくなる症状が出てくる。かゆみが治る頃には、リウマチもすっかり消えている。体の中の”毒”が、皮膚症状を経て排出されているのかもしれません。

癌の人もよく来られます。
悪性リンパ腫で、首に大きなしこりがあった人が、何度か酵素風呂に通ううちにすっかりしこりが消えました。医者も「なんで治ったのかな」と不思議がっていたようです。
70代の前立腺癌の人もいました。高齢者の前立腺癌というのは、進行が遅いものですから、抗癌剤とかで変に叩かないほうがいい、っていいますね。でもその人は医者に勧められるがままに抗癌剤をやってしまった。で、抗癌剤の副作用がものすごくひどくて、「こんな治療受けるくらいなら死んだほうがマシ」と治療を中断した。代わりに酵素風呂に通い始めて、もう5年経ちますが、今も元気にしておられます。

人が入浴した後の酵素風呂は、当然再利用しません。都会にある酵素風呂は、こっそり再利用している、なんて聞きますが、誰かの毒素を吸った酵素風呂に入っても、効果は乏しいと思います。
使い終わった酵素は、裏の畑に巻いて肥料にします。米はアイガモ農法で、野菜は雑草も抜かずに種をまく自然農法で育てています。
有機野菜の販売もしていますので、よかったら見て行ってください」

この人は、”医者よりも医者”だと思う。そこらへんの医者よりも、はるかに人を救っている。
というか、いわゆる医者がやっていることは、抗癌剤にせよ抗アレルギー薬にせよ、結局対症療法ばかりで、患者の治癒に何ら貢献していない。

錠剤を飲んで一発で、という治療で、本当の回復はあり得ない。
酵素風呂のように、むしろ不快な症状を経て、毒素を出し切って、ようやく真の回復に至るものだ。
ちなみに、1時間酵素風呂に入ったことで、僕と姉は気分の悪さを感じた。僕は本当に吐きそうなくらいの嘔気だった。ごうちゃんは右肩の痛みを感じた。中途半端な治り方をした古傷が、真の回復に向けて疼き始めるようなんだ。
ただ、全員一致した感想は、「すごくよかった。また行こう」
そう、不快な症状が出るのに、何だか体の深いところで癒されていく感じなんだ。
酵素風呂、みなさんにもオススメです。