究極の二択「肌荒れ美人と美肌ブス、どちらを選ぶ?」をテーマに男性100人にインタビューしたところ、前者を選んだのは66人、後者は34人だったという。
理由として、前者は「肌荒れは治せても顔は治せないから」「肌荒れしてても美人ならそんなに気にならない気がする」
後者は「肌荒れした時点で美人とは言えない」「肌荒れ美人とキスしたことがあるが、ザラザラして痛かった」

『おぎやはぎのブステレビ』より。

「あっちゃんならどちらを選ぶ?」
うーん、難しいけど、後者かなぁ。美人もブスも、電気消して布団入っちゃえば同じだけど、肌触りは暗闇でもわかるからなぁ。
「ヘンタイ!」
え、なんで?

皮膚は健康状態を反映する鏡である。
望診などというといかにも東洋医学めいて聞こえるが、視診の重要性は西洋医学でも教えるところである。
たとえばチアノーゼを見れば循環不全を疑うし、黄疸を見ればビリルビンの代謝不全を疑う、というのは一般の内科医でも当たり前にやっていることだ。
しかし、残念ながら多くの皮膚科医は、対症療法の落とし穴にはまっている。
ニキビを見ればアクネ菌が悪さをしていると考え、外用薬でダラシンを、内服薬でミノマイシンを処方する。アトピー性皮膚炎にはステロイド外用薬、水虫には抗菌薬、といった感じで、対症療法のオンパレードである。
「皮膚に症状が出ているんだから、皮膚が悪いんだ」という固定概念から延々抜け出せない(そもそも抜け出す気もない)。

皮膚科臨床で見かけるほとんどの症状(肌荒れ、乾燥肌、ニキビ、アトピー性皮膚炎、口内炎、脱毛症、皮膚血管炎、黒色表皮腫、結節性紅斑、乾癬、白斑、ベーチェット病、皮膚筋炎、壊疽性膿皮症など)はすべて、小麦の除去によって軽快する。
皮膚科医が「治療」と称してやっていること(ステロイドや抗生剤の投与)は、症状を複雑化させるだけで、むしろ有害無益である。
何よりの治療は、そう、小麦を食べないことである。

「ちょっと待ってくれ、ベーチェット病とか難しい病気のことは知らないが、ニキビは青春の象徴、大人になるための通過儀礼みたいなものだろう。小麦どうのこうのは関係ないのでは?」
これは世間に最も広く流布している嘘のひとつである。
なるほど、西側諸国においてはティーンエイジャーのほとんど全員がニキビを経験している。それどころか、26歳以上の年齢でも50%が断続的にニキビに見舞われている。しかし、ニキビという現象がまったく見られない文化も存在する。
パプアニューギニアのキタヴァン島の住民、パラグアイのアチェ族、ブラジルのパラスバレー先住民、アフリカのバンツー族とズールー族、日本の沖縄の人々、カナダのイヌイット。これらの伝統的な食習慣を守っている人々では、ニキビはまったく存在しない。
なぜだろうか。遺伝的な特殊性(たとえばアクネ菌に対する免疫があるとか)のおかげでニキビが出ないのだろうか。
違う。遺伝ではなく、食事が原因であることを示すエビデンスがある。
たとえば沖縄の人々は、1980年代までは地元でとれた野菜、サツマイモ、大豆、豚、魚などを食べており、ニキビは事実上存在しなかった。しかし西洋食の導入によって、ニキビが若年者に特有の疫病のごとく広まった。
世界中の民族を観察して言えることは、ニキビと無縁の人々は、小麦、砂糖、乳製品をまったく(あるいはほとんど)摂取していない、ということである。
そう、ニキビははっきり、小麦に起因する”食原病”である。

小麦グルテンに対して起こった腸管での免疫反応が、そのまま腸管に症状として出ればセリアック病だが、それ以外の場所に現れたとき、無数の異なる病名で呼ばれることになる。ニキビもそのひとつ、ということだ。

こうした事実を踏まえれば、上記の「究極の二択」に対する最善の答えが見えてくる。
「肌荒れ美人を選び、小麦を食わせない」これが一番賢いチョイスだろう。
肌が荒れているということは、肌が荒れているだけではない。肌荒れは内臓の状態、特に腸の炎症を反映しているから、まず、その美人さんの食生活を徹底的に改善指導する。お菓子とかパンとか遠慮なく食ってるはずだから、そういうのをやめさせる。
そうすれば数週間で、美肌の美人をゲット、ということになるはずだけど、、、
美人はわがままなものだから、僕の言うことなんて聞かないだろうなぁ´-`

参考:『小麦は食べるな』(ウィリアム・デイビス著)